FoLoLab vol.3
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 3宮崎県内に7店舗、海外(台湾)に1店舗の飲食店を展開する、「株式会社コンフォートダイナー」。ドミナント戦略を取り入れ続々と店舗展開するなど、その優れた経営戦略には目を見張るものがある。2014年には台湾に初の海外進出。浮き沈みを繰り返しながらも現在は売上が上昇し続けており、今後はさらなる展開を考えているという。今回は当社副社長の竹井倫世氏に、海外出店におけるリアルなストーリーと、そこで見えた可能性を語ってもらった。海外にはまだまだマーケットがあり、もっと日本からの出店が求められている。元々、東京でアパレル関係の仕事をしていた主人が宮崎県日南市南郷町の出身で、地元で両親が経営していたうなぎ専門店を継ぐため東京から帰ってきたのが始まりです。その後、2006年、宮崎市にうなぎ居酒屋「ここちや本店」というお店をオープンしました。当時、うなぎの価格高騰や、魚の病気が広がっていたこともあり、専門店であることのリスクを考えた結果、宮崎の地鶏や宮崎牛、野菜などをすべて入れ込んだ居酒屋業態に変更しました。創業から一年経って法人化して、以降一年に一店舗オープンするという目標を掲げ、店舗展開を始めました。私たちがもっとも大切にしているコンセプトは「宮崎」。宮崎料理、宮崎の食材という部分に関しては全店舗共通で、同じメニューが食べられます。またそれ以外にも「宮崎」を軸にした上で、各店舗独自で専門性のあるお料理を展開しています。「宮崎」を軸とした、うなぎ居酒屋を創業竹井 倫世(たけい みちよ)東京都出身。東京でアパレル関係の仕事をしていたとき、同じ会社の先輩だったご主人(現社長)と交際。宮崎出身だったご主人のUターンと結婚をきっかけに宮崎へ移住。株式会社コンフォートダイナー取締役副社長に就任。宮崎ブランドアンバサダー、宮崎県食育ティーチャー、宮崎市移住コンシェルジュ、宮崎県観光審議会委員、おいしさ評価システムの構築・運営に関する協議会委員を務めるなど多方面で幅広く活躍。宮崎地鶏の炭火焼や、かつおのわら焼きが自慢の「みやざき晴夜(はれるや)」、ご膳スタイルで楽しむお洒落な和食デザイナーズレストラン「みやざき晴日(はれのひ)」、大小様々な個室で宮崎地鶏と地獲れの魚を味わう創作居酒屋「はればれ」など、豊かな風土に囲まれた宮崎県で育つ最高級の食材を堪能できるお店を展開。現在、宮崎県内に7店舗、海外(台湾)に1店舗展開。‒ Michiyo Takei ‒今月のオーナーインタビュー株式会社コンフォートダイナー取締役副社長竹井 倫世 氏

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