FoLoLab vol.3
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海外出店を考えている方へ伝えたいことは?のか、支店的なものなのか、もしくはその方に現地でオーナーになってもらってパートナーシップを組んでやるのか、そこは経営状況によりますが。台湾店はそれこそ今まで本当に人で苦労してお店を閉めたりしたので、まずは人と繋がるところから広げていきたいと思っています。その方にとってもいずれは出身国でオーナーになるという目標があれば、モチベーションもより前向きに変わってくれるのではないかと。あとは台湾でもドミナント戦略で店舗を増やしていきたいです。台北の5分圏内に何店舗もあってそこに20人ぐらいの社員がクルクル回りながらやっていくみたいな。それによって、宮崎と台湾のスタッフが相互間の交流で視野を広げることもできますしね。とにかく九州の飲食店にもっと海外進出してほしいと思っています。特に東アジアや東南アジアの気候や風土では絶対に九州の調味料が合います。台湾店ではチキン南蛮がヒットしていて、九州の調味料で作るチキン南蛮の甘酸っぱさが台湾人は好きみたいです。だからこそ九州の飲食店が出店してくれたら、より日本食の楽しさや美味しさを現地の方に楽しんでいただけますし、より市場が広がっていくと思います。あと台湾は、日本でブームになったものが何年か経ってすぐブームになるという特徴があるので、とても面白いです。ちなみに今はハイボール、だから次は絶対にレモンサワーが来るかなと(笑)。そういう思いもあって、私たちが最初にコンサルタントとしてお手伝いいただいたようなことを、近い将来、台湾支店でやろうと思っています。一緒に物件を探したり、移民局、銀行口座開設、登記、税理士探しなど、いろんな手続きのお手伝いが出来たらと思っています。 日本から多くの飲食店が海外出店していますが、実はまだまだマーケットはあります。台湾のように人口が多くない国でも、まだまだ日本からの出店は求められています。あと、よく「宮崎からどれくらい食材を輸入しているのか」と聞かれるのですが、コストがかかるので輸入はしないです。現地に美味しい食材がたくさんありますしね。現地の食材を使っていかに調理法や料理を知っていただくのかが大事。例えば、宮崎名物のチキン南蛮と炭火焼は、現地の台湾の鶏を使用しています。でも美味しいものが出来ますし、現地の人も自国の食材で、今まで知らなかった料理を知れるということが面白い。日本の食材でイタリアンやフレンチを食べたりするのと同じ。いかに現地の食材で自分たちが納得するものを見つけて、そこに自分たちのスパイスをどのように乗せ、現地のニーズを考えつつも宮崎の味は必ず伝えていくという。実際に、台湾店で宮崎の料理をたくさん食べているはずなのに、「宮崎に来て宮崎の地鶏を食べたい」という台湾人も少なくありません。それが私たちに出来る食の世界のインバウンドとアウトバンドの面白いところだと思いますね。COMPANY INFORMATION株式会社コンフォートダイナー所在地: 宮崎県宮崎市橘通西3-1-17    パティオ橋Ⅱ1F設 立: 2007年11月1日資本金: 1,000万円代表者: 竹井俊光U R L : https://www.comfort-diner.com/<グループ直営店>【国内】〇「みやざき晴日」宮崎県宮崎市新別府町川新田1286〇「みやざき晴夜」宮崎県宮崎市橘通西3丁目1-14 ラルーチェビル1F〇「はればれ」宮崎県宮崎市中央通6-3 ウエストビル1F〇「あっぱれ食堂」宮崎県宮崎市橘通西3-8-12 吉田ビル1F〇「三代目まんりょう」宮崎県日南市南郷町東町14-4〇「ここちや本店」宮崎県宮崎市中央通6-3 ウエストビル1F〇「みやざき晴海」宮崎県宮崎市橘通西3丁目9-1 カメリアセキモトビル1F【海外】〇「天晴(あっぱれ)」台北市中山區林森北路107巷48號1樓  7 ぜひ一度、お越しください!

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