FoLoLab vol.4
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16出典:フードリンクニュース街角景気 一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)は協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2019年4月度の集計結果を発表した。客数は前年を下回ったものの、季節メニューの投入やメニュー価格の改定等により客単価が上昇、全体の売上は101.7%と32ヵ月連続して前年を上回った。 今年のGWは10連休と休日数が増加したが、その前半にあたる4月末の4日間は天候に恵まれない日もあり、客足が鈍る店もみられた。 ファーストフード業態の全体売上は102.7%と前年を上回った。「洋風」は、お得感のあるランチメニューや期間限定メニュー等の好調で客単価が上昇、売上は103.4%。「和風」は、季節に合わせた新メニュー、割引クーポンやパスの投入、定食メニューの好調などで客単価上昇、売上104.9%。「麺類」は、価格改定による単価上昇で、売上101.6%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、店舗減でもGW期間中の回転寿司の好調により客数は前年並み、持ち帰り米飯では唐揚・ポテトなどプラス1品の訴求により単価が上昇、売上は102.1%となった。「その他」は、「アイスクリーム」が前月同様、昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上94.5%となった。 ファミリーレストラン業態は、全体売上は100.7%と前年を上回った。「洋風」と「和風」は、グランドメニューの改訂等で客単価は上昇するも、客数と店舗数が減少し、売上は「洋風」99.1%、「和風」99.6%。「中華」は、割引券の利用や期間限定メニュー等の好調で客数と客単価が上昇し、売上は104.9%。「焼き肉」は、客数、客単価が堅調で、売上は103.4%となった。 パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、気温が下がった上旬を中心に客数が減少した。また、地方では2度の統一地方選挙により客足に影響した店もあった。「パブ・ビアホール」は月末に向かって客数が増えたが、客単価の減少で売上は前年とほぼ同じ、「居酒屋」は客単価が上昇したが、客数と店舗数が減って売上99.4%となった。 ディナーレストラン業態は、店舗減、平日の法人需要の低調などで、売上は99.9%となった。 喫茶業態は、GW期間中はビジネス街で営業時間を短縮する店もあり、客数はわずかに前年を下回ったが、季節のドリンクメニューの投入や価格改定で客単価が上昇、売上は101.9%となった。飲食業界の最新ニュースやトレンド情報、食に関する時事ネタなどをお届けします!TREND Pick Up飲食業界W前半天候不良で客足鈍るも、値上げで5月売上プラス。

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