FoLoLab vol.4
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最初の店は「かくれ家」という、四季の食材を活かした約30坪の居酒屋。地下だから絶対に上手くいかないとほとんどの人が言っていたんですが、独立までにいろんなお店で勉強させていただいたので、絶対にできる自信がありました。案の定、ひと月目から400万円ぐらい上がりました。翌月も全然下がらず、ずっと400〜500万円の売上が続きました。とにかく数年は朝から晩まで必死に働きました。初めから一店舗だけで終わろうとは思っていなかったので、二年目に法人化し、二号店「かくれん暮」を出店。しかし、今後このままずっと同じ業態をやっていて大丈夫なのだろうか?と疑われたものをやっていたので、この店では呼子の魚貝や肉などを焼いてお酒を飲むというシンプルなコンセプトにしました。オープン後は売上400万円ほどになったのですが、すぐガクンと下がってしまいました。お客様の中では、炙りの店というより、焼肉屋と思っている人も多く、注文も焼肉ばかり出るようになってきたので、思い切って焼肉屋に方向転換。佐賀出身なので自分の故郷に何か貢献できるかもしれないということから、ここで佐問を持ち、新業態の「銀しゃり炭焼き球」をオープンしました。それまでは創作的な形にとら賀牛と銀しゃりというブレないカタチができました。現在は7店舗、FC店が2店舗の9店舗で展開しています。ちなみに、「直球」の売上は月900万円、年1億円超え。「変化球」は売上は年6000万円程になります。そうですね。銀しゃりの炊き方を学ぶため鹿児島へ勉強に行きました。米は、熊本や佐賀の生産者から直接買いつき三合以内、二升炊きの羽釜で直火でムラなく綺麗に炊き上げます。うちの業態は居酒屋と焼肉屋に分かれていますが、銀しゃりはグループ全店共通の目玉商品となっています。うちにはすごいのがあって、その名も「DON33」。白金酒造という鹿児島最古の焼酎蔵とコラボして作った完全にうちのオリジナルですが、これは一年間オーク樽で熟成した33度の芋焼酎で、ハイボール専用。めっちゃうまいで付けたものを店頭で精米。使う米はその日に精米し、湿度などによって調整しながら、一回に独立してからの状況は?法人化し、次々と店舗展開した思いとは?【店舗経営について】当たり前のことを、人が真似できないくらいずっとやりきる。銀しゃりには相当なこだわりが?ドリンクのこだわりは?   直  4地元、佐賀の吉田米。店頭でその日に精米。

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