FoLoLab vol.4
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9都道府県清酒連続式蒸留焼酎単式蒸留福  岡4.41.8佐  賀6.01.6長  崎4.32.6熊  本2.81.8大  分4.32.5宮  崎2.31.3鹿 児 島1.21.0全国平均5.13.6成人人口の推移酒類課税移出数量の推移平成29年度成人1人当たりの酒類販売(消費)数量表焼酎ビール果実酒ウイスキー発泡酒スピリッツ等リキュール7.723.52.91.56.521.71.67.221.21.99.120.22.29.421.82.31.418.622.22.521.816.01.74.324.43.51.5飲酒習慣のある者の割合8.34.020.10.98.83.218.50.98.43.218.41.18.93.320.28.63.919.11.110.33.521.20.89.53.118.36.54.421.0その他の醸造酒4.65.15.87.25.49.17.54.8(単位:ℓ)成人一人当たり酒類消費数量の推移各酒類の課税移出数量の構成比率の推移を見ると、平成10年度以降、その構成が大きく変化していることがわかります。特にビールが大きく減少。これはビールからチューハイやビールに類似した低価格の酒類(「新ジャンル飲料」)に消費が移行していることが一因と考えられます。他方、近年、クラフトビールの人気が高まっています。また、低アルコール飲料のほか、純米酒及び純米吟醸酒、ウイスキー、ワイン、リキュール、スピリッツなども拡大傾向にあります。九州と言えば、焼酎、日本酒、ビール、ワインなど、とにかくお酒の種類が豊富。九州南部は言うまでもなく焼酎の産地で、芋、米、麦、そばと多くの種類が揃っています。また、大手4社のビール工場、さらには世界的に評価の高いワイナリーもあります。平成29年度の成人1人当たりの酒類販売(消費)数量を見ると、「清酒」は佐賀が唯一全国平均を上回り、それに福岡、長崎、大分と続きます。「焼酎」は全県が全国平均を上回っており、中でも鹿児島と宮崎は圧倒的。「ビール」は鹿児島以外の県は全国平均並み。「発泡酒」は全県が全国平均を大きく上回り、第三のビールなどの「その他の醸造酒」も全国平均を上回っています。日本の人口は平成20年のピークから減少過程にあり、その構成についても成人人口に占める60歳以上の割合が増加していて、人口減少、そして高齢化が進んでいます。飲酒習慣のある人の割合を見ると、30歳代から大幅に増加し、50〜60歳代で最も高くなります。成人一人当たりの消費数量は平成4年度をピークに減少傾向にあります。協力/熊本国税局めまぐるしくブームが移り変わるアルコール飲料業界。とは言っても、健康志向やノンアルコール飲料の種類豊富さなどで近年はお酒を飲まない人が増えているとの声も聞こえてきます。実際のところどうなのか、気になる疑問をデータから読み取っていきたいと思います。ぜひ今後の商品構成や戦略に役立ててください。●そもそもお酒って●そもそもお酒って 飲まれなくなったの? 飲まれなくなったの?●九州ではどんなお酒が飲まれているの?●九州ではどんなお酒が飲まれているの?●どのお酒が減って、●どのお酒が減って、 どのお酒が どのお酒が 増えているの? 増えているの?データで見る、酒類の区分別状況

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