FoLoLab vol.6
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小林市の取り組みとして、地域の小・中学生とその保護者を対象に、食育講演会を行ったり、市が企業から寄付を募る「企業版ふるさと納税」の対象事業として、市内全12校の小学6年生を対象に、実際にお店に来てランチを食べてもらう体験型食育教室を実施しています。いかに地元の食材がバラエティーに富んでいるかを知ってもらい、そこから地元の大切さを感じてもらう。事前に先生と打ち合わせをして、子どもたちにアンケートを取り、好きなものと嫌いなものベスト3を上げてもらい、それらをあえて使います。調理法の概念を変えてあげるとちゃんと食べて綺麗に無くなるんですよね。そういうところから、食に対する偏見をなくし、地元が豊かなんだよっていうのを知ってもらう。食への関心と知識を子どもたちが持つことが、どこの地域でも課題である後継者問題の改善に少しでもつながるんじゃないか、そんな想いも食育に力を入れる理由のひとつです。他には、6次化産業の相談や商品アドバイス、監修などを無償で行っています。こういった地域や子どもたちのために貢献できる仕事に携わらせてもらっているので、今までとは充実感が全然違いますね。今のように交通手段もなかった時代には、身の回りにあったものを、自ら作って食べていたはずなので、地産地消とはまさしく人間の根源たるものだと思います。今はそれがなかなかできなくなった社会なので、時間とお金をかけてでも来て食べるという価値のあるものになりつつあるような気がします。仕事においても余暇においても、従業員の満足を考えつつ、自分が満足できるように。それを考えられる余裕と采配、そして何もかも持って立つ責任感が必要だと思いますね。それと、自分のやりたいことをやるわけですから、誰かの真似だけではなく、やる以上は人のやっていないことをやっていくこと。せっかくオーナーになったのであればその気概だけは常に持っていたいと自分に言い聞かせています。あとは、この年齢になってくると、料理だけでなく自分の弱いジャンルなどもわかってくるので、年齢に関係なく、人との関わりの中からいつも学ばせてもらっています。いつになっても自分の中の探究心を持ち続けていたいので、受け入れたくないようなことでも、耳を傾けていくことが大切だと思っています。立地的に車で来られるお客様が多いの地域の子どもを対象に食育講演を実施。で、ゆっくりお酒を楽しみながらお食事をしていただくことができない方もいらっしゃいます。だからいつか宿泊施設を併設したオーベルジュにしたいと考えています。ここに来ないと食べられない看板メニューを開発し、来ていただく以上はここで完結していただく。世界の三ツ星レストランは、田舎の辺鄙なところにあることが多いのです。三ツ星は「そこに行くために旅をしなさい」というのが例えですから。目指すのは、そのような旅をしに来てもらえるようなレストランです。あとは、食育講演で私の話しを聞いたことで、この地にお店を立ち上げる子が今後出てきてくれれば、自分がここに来た意味があったかなと嬉しく思いますね。他にも様々な取り組みをされていますよね?ずばり、地産地消とは?経営者として大切にしていることは?これからのビジョンを教えてください7SHOP INFORMATIONKokoya de kobayashi住 所:宮崎県小林市駅南267TEL:0984-23-1800営業時間:ランチ/11:30-15:00(L.O.14:00)ディナー/18:00-22:00 (L.O.21:00)     ※予約制定休日:火曜日オープン:2018年5月従業員:7名(うち社員2名)※2019年8月現在U R L :https://kokoya-de-kobayashi.com/レストランの壁に描かれている小林市の地図。店舗の外観。

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