FoLoLab vol.7
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「増税前の電子決済の還元施策の刺激で多少は客が増えつつあるが、良くなると見込めるほどではない。」(甲信越・一般レストラン)「消費税の引上げの影響は計り知れないと考えている。当社のように外食に携わるところは、いの一番に悪影響が出る。」(北陸・一般小売店[鮮魚])「秋〜冬に掛けて結婚式、結婚パーティの需要が増える時期であるが、今年は非常に少ない状態である。そのため、全体的に低調に推移していくとみている。」(東北・一般レストラン)「お盆明けは飲食店の来客数が減少している。例年に比べ、客がゼロの店やゼロに近い店が多くなっており、非常に来客数が悪くなっている。」(東海・一般小売店[酒類])「酷暑が落ち着くと、一般客が増えるほか、団体客の需要も増えてくる。」(近畿・一般レストラン)「異常気象の影響で、生鮮野菜の仕入価格が上がっている。一般家庭にも影響があるはずで、外食の頻度が下がると予想している。」(北関東・一般レストラン)「1ヶ月後に消費税が引上げとなるので、来客数、売上は落ち込むと思われるが、例年並みを目標にしたい。」(東海・一般レストラン)「8月は、個人客の予約が入っているが、会社関係の動きはない。祝日やお盆で休暇が長く、営業日数が短くなったため、飲食店にとっては、厳しいスケジュールになっている。」(九州・高級レストラン)「8月はここ数か月と大きな変動はなく、客の動向は安定している。業績も同様であり、現場レベルでは景気の大きな変動は余りない。」(南関東・一般レストラン)「このところの動きは比較的良かったが、日韓や米中などの影響で決して良い雰囲気ではない。先行きを読み切れないのが実情である。」(北陸・一般レストラン)「旧盆と月遅れのお盆が重なって地元客も観光客も来店客数が落ちた。インバウンドは相変わらず目抜き通りにあふれているが、来店する外国人の中では、韓国人がかなり減っている。(沖縄・その他飲食[居酒屋])12出典:フードリンクニュース街角景気 街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2019年8月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、0.7ポイント後退して、39.3ポイント。2〜3ヶ月先の景気の先行き判断は、2.1ポイント上昇し、39.1ポイント。飲食関連以外は下降している。 先行きは総じて、消費税率引上げや海外情勢等に対して懸念している。飲食関連はいち早く7月に8.7ポイントも下落しており、8月には仕方ないと肝が据わったようだ。「来客数、売上は落ち込むと思われるが、例年並みを目標にしたい」との声もある。飲食業界の最新ニュースやトレンド情報、食に関する時事ネタなどをお届けします!TREND Pick Up飲食業界消費税増税を控え肝据わる。落ち込むが例年並み目標。街の声

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