NASSE福岡2023年3月号
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プラスチック代替品であることが、一目でわかるシールを貼っています!お話を伺ったのは、堀江社長お話を伺ったのは、中村店長5三日月食堂☎092-410-8329住/福岡市東区蒲田3-1-3営/11:00〜20:30(ラストオーダー20:00)さかなや うおまさ☎0942-38-4688住/久留米市津福本町1719-9営/11:00〜19:30環境負荷が少ない方法で栽培した自社農園の野菜や、契約農家から毎朝仕入れる野菜を使い、農園から食卓へ、生産者の想いを乗せてその味を提供している。野菜の切れ端などで作るスープ“ベジブロス”を出汁に使ったカレーや、四季折々の野菜を味わえる「三日月サラダ」などが人気。創業43年の「魚政」の系列で、刺身と魚惣菜を取り扱うテイクアウト専門店。魚屋目利きの鮮魚を使ったお刺身や揚げ物、煮物などが■い、その一品一品に定評がある。中でも、酢飯とお刺身をケーキのように盛り付けた「デコ寿司」が人気で、手土産やお祝いにも喜ばれている。バイオマスプラスチックさらに詳しい内容はコチラプラスチック代替品に切り替えたきっかけは?私たちは魚屋なので海のプラスチック問題は、以前より気にかけていました。小さいことでも自分たちで何かできることはないかと考え、2022年4月にテイクアウト専門店「さかなや うおまさ」のオープンに合わせて、プラスチック容器からバイオマスプラスチックや再生プラスチック製のエコトレーに切り替えました。プラスチック代替品に切り替えたメリットは?一番は、信用度が上がったように思います。環境保全に取り組んでいる姿勢が伝わり、お客様から「ちゃんと取り組んでいるお店だから、ここの商品は安心安全」と思ってもらえているなと感じますね。お客様との会話のきっかけにもなり、コスト以上のものを生んでいると実感しています。コストはどのくらいかかりましたか?バイオマスプラスチック製は、プラスチック製品よりもどうしても単価が30%ほど上がるんです。でもコストよりも「自分たちでできることから」環境保全に取り組むことが重要でしたので、使い方を工夫することにしました。私たちは、飲食業・総菜業・鮮魚の卸業も行っていますので、それぞれの店舗でも使えるような汎用性の高い容器を探しました。プラスチック代替品に切り替えたきっかけは?当店は農家が運営する飲食店です。「食の安全・安心」をテーマにしていますが、体によい食べ物は、そのものが産まれる環境がとても大切だと考えています。当店に食材を届けてくれる農家さんも環境負荷の低い栽培・肥育方法を採用されています。プラスチック代替品を使うことは、そうした取り組みに沿ったものだと考えたのがきっかけです。プラスチック代替品に切り替えた後のお客様の反応は?お客様からは、当店の環境負荷を軽減する取り組みに共感いただいております。容器に貼っているプラスチック代替品のシールを見て、「替えられたんですね」と声をかけられることもありますし、「見た目がかわいくなったね」と言われることもあります。何種類ほど、切り替えましたか?カレールーのテイクアウト容器をプラスチックから紙製へ、プラスチックスプーンは植物由来樹脂製のものへ、プラスチックフォークを割り■へ切り替えました。店内でも使用するストローを紙製ストローへ、ドリンクのマドラーも木製に替え、全部で5種類を切り替えました。環境と身体への負担が少ないFarm to tableをテーマに旬の味を提供。鮮魚とこだわり素材の魚屋直営のテイクアウト専門店。福岡県内でプラスチック代替を実施している事業者へ取材を行いました。さかなや うおまさ(株式会社ボーテックス/久留米市津福本町)久留米で人気の「魚政」から生まれたテイクアウト専門店。2022年4月オープン。三日月食堂(糧杜株式会社/福岡市東区蒲田)自社農園や契約農家の野菜を使った、農家直営のカレーとサラダの専門店。福岡県でプラスチックごみ削減に取り組む事業者をご紹介

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