熊本県八代郡氷川町で“吉野梨”や“高瀬柿”などの熊本ブランドを作る「森田農園」

熊本

熊本県で最初に梨の栽培が始まった氷川町の吉野地区。こちらの地域では、およそ120年前から梨が作られています。現在は70軒の農家が幸水や豊水など5種類の梨を栽培し、“吉野梨”というブランド名で出荷しています。

そんな氷川町で農業を営む【森田農園】さん。梨のみではなく、宇城市豊野町でも有名な“高瀬柿”を使用した美味しい干柿なども作っています。今回はその干柿を作る工程を取材させていただきました。森田農園自慢の農作物もご紹介いたします!

 

森田農園ってどんな農園?

熊本県八代郡氷川町で先祖代々農家を営む「森田農園」。清らかな水と澄んだ空気、豊かな大地を最大限に利用し、四季にあわせてたくさんの農産物が栽培されています。

 

 

森田桂祐さんと美里さんご夫婦。干し柿の撮影で時折冗談を言いながら楽しく作業をされていて、11月末のとても寒い日でしたが心はとっても温かかったです。また、生まれて3ヶ月の赤ちゃんもきてくれました。3姉弟の末っ子ちゃんでもちもちほっぺと富士山の形をしたぷるぷるリップがたまらなくかわいい~。久しぶりの赤ちゃんの匂いに仕事を忘れてスンスン。本当癒されました。

 

 

森田農園では、【熊本ブランド】と言われるみずみずしい“吉野梨”、“高瀬柿”を使用した甘い干し柿の他、種類豊富な“ぶどう”、“シャインマスカット”、お花やお米などを生産しています。

 

干し柿になるまでの工程

まずは干柿になる渋柿“高瀬柿”をご紹介します。

 

 

全国の7割を熊本県産が占める渋柿ブランド「高瀬柿」。夕焼けのような綺麗な赤色が特徴で皮を剥いた段階で他品種とは鮮やかさが違います! 大きすぎず、小さすぎず、干柿に最適。水分が豊富で太陽のエネルギーと寒風にさらされる中で、滋味深い干し柿になります。

 

干柿作りの主な工程は「皮むき」、「紐付け」、「干す」の3工程です。より甘くするためには「揉む」作業が必要になります。まずは高瀬柿の皮を専用のピーラーで剥き、紐付けをします。

 

※写真はイメージです。

 

紐付けが完了したら、沸騰させた鍋に柿を数秒入れて引き上げます。これは、熱湯で殺菌することでカビの発生を抑えるためのようです。その後、柿を干していきます。

 

 

等間隔に干していき、途中揉む作業が入ります。これで甘さがぐっと増すそうです。干して3週間~4週間程度経過すると中身がトロトロの干柿が完成。出来上がりまでの日数は、柿の大きさや種類、天候や環境などによって変わります。その後は袋詰め作業です。

 

 

紐を外していきます。

 

 

紐を外して白い粉を全体へまぶしていきます。おお、良く見る干柿になってきました。

 

 

小さい頃、ずっとこの白い粉は何だろう?と疑問に思っていたのですが、こちらは「コーンスターチ」のようです。でんぷんの粉でカビから干柿を守っているんですね。

 

 

おふたりの共同作業、とっても息ピッタリで梱包作業がサクサク進みます。こちらでお店でよくみる干柿のラッピングが完成です。

 

 

干柿は、栄養価が高く美容と健康にとても良いです◎豊富な食物繊維による便秘解消効果や血糖値の急上昇を抑える効果、また塩分を排出するカリウムによる高血圧予防効果などがあります。美味しくてついつい2~3個いきがちですが、糖質も高いので食べ過ぎには注意ですよ。

 

四季折々のフルーツ・農作物が実ります!

その他、現在栽培されているフルーツ・農作物をご紹介していきます。

 

氷川の“吉野梨”は無袋梨と言われ、袋を被せないことにこだわって育成されています。袋を被せないことで、本来の梨の育成に近い、太陽光を十分に浴びた梨で梨の特性を十二分に出すことができます。果肉が柔らかく、みずみずしい甘さがありとても人気です。季節とともに品種も変化し、幸水→豊水→秋月→新高と、味・風味も変わっていきます。

 

ぶどう、シャインマスカット

 

皮ごと食べられるパリッと食感のシャインマスカット、糖度が18~20度あり老若男女に大人気の巨峰、甘味と酸味のバランスが良く種なしでツルッと食べやすい藤稔。シャインマスカットと巨峰or藤稔の食べ比べもあります。

 

お花

 

ラナンキュラス ラックスは色鮮やかな花びらが幾重にも重なる、豪華な美しさが魅力的です。品種は、グレーシス、ミネルバ、ピュタロス、アリアドネとさまざま。春の花として知られ、3~5月に咲くキンポウゲ科の多年草で、お花屋さんでの販売時期は2月頃から。

 

お米

 

ヒノヒカリは父に“コシヒカリ”、母に“黄金晴”の交配によって生まれた水稲うるち米です。小粒でありながら比較的粒が長く、柔らかで厚みがあります。 味に主張がなく、コシヒカリに似たあっさりとした食味で食べ応えがある食感が特徴。 そのためどんな料理にも合わせやすい。由来は米粒が光り輝く様子と、西日本・九州を意味する「日(太陽)」から名付けられました。

 

上記の干柿や梨、ぶどう、シャインマスカットがオンラインショップでも購入できるようになりました!

※商品は時期によって異なりますので、ショップのお知らせをチェックしてみてください。

 

オンラインショップが出来ました

干柿は、6個×4パック、8パックがあります。セットになっていてお買い得です。離島や関東以外は送料無料なのもうれしい。干し柿の他、梨やぶどう、シャインマスカットも販売中です。

販売時期 ※予定です。

●柿(12月~1月)

●梨(8月~9月)

●ぶどう(7月末~9月)

※時期により、販売する品種が異なりますのでショップのお知らせをチェックしてください。

安心・安全にこだわり、丹精込めて作った“森田農園”自慢のフルーツたちをぜひご賞味ください。

 

➡オンラインショップはこちら

 

農園情報

 

 

氷川の森田農園

住所:熊本県八代郡氷川町

TEL:090-9499-7483

営業時間:8:00~18:00

定休日:不定休

オンラインストア:https://shop.morita-nouen.net/

HP:http://morita-nouen.net/

 

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