三角 戸馳島に可憐に咲く “かすみ草” を求めて。オザキノウエンさんに行ってきました。
南国を思わせる青い海に囲まれた小さな島、熊本県 三角にある戸馳島（とばせじま）はお花の島ともいわれ花き栽培でよく知られた場所です。そこでかすみ草を栽培されているのがオザキノウエンさん。かすみ草はbaby’s breath（ベイビーズブレス）＝赤ちゃんの吐息というらしい…かわいすぎる。
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かすみ草農家に嫁がれた佳子美（かすみ）さん。
三代に渡って戸馳島で農業を営んできた尾﨑さん一家は、かすみ草、デコポン、お米を中心に栽培されています。またスモークツリー、パンパスグラス、ユーカリはぜひやってみたい！ということで尾﨑弘敏さん・佳子美さんご夫婦の代から栽培を始められたとのこと。
アトリエにてお話を聞いた佳子美さん、なんとお名前が『かすみ』さん。かすみ草農家に嫁がれたのは運命としか言いようがない。
くすみカラーのパンパスグラスはふわふわ綿菓子みたいでカワイイ。スモークツリーやパンパスグラスを生産されている農家さんはそれほど多くないらしく、おしゃれなカフェや雑貨屋さん、フラワーショップで見かけられたことがあるのでは。インテリアに取り入れたら空間が見違えそう！
とってもデリケートなお花「かすみ草」
かすみ草の苗。きれいに並んでいます。
かすみ草は見た目も小さくてカワイイお花ですが、寒すぎると育ちにくく暑すぎると枯れてしまうとてもデリケートな植物。ハウス栽培で風通しを良く温度・湿度共にしっかり管理しながら大切に育てられています。戸馳島で花き栽培が盛んなのは、温暖な気候でお花が育つ環境に適しているということもあるのでしょう。
尾﨑弘敏さん、佳子美さんご夫婦。仲良しの雰囲気が伝わってこちらも笑顔になっちゃう。
かすみ草は7〜8月から苗を植え始め10月には花が咲き収穫へ、3〜5月は母の日を迎えることから忙しく、ハウスで栽培の時期をずらしながら収穫されているとのこと。
生産者さんの側から見ると、私たちがお花を手にしたときは収穫からだいぶ日数が過ぎていて、それでも充分美しいのですが、やはり直送することでお届けできるお花の鮮度がまったく違うらしい。
「お花が一番きれいなときにお届けしたい」かすみ草の直送を始めた理由はそんな気持ちから。オザキノウエンさんのかすみ草を手にとられた方からは「とってもきれい」「つぼみの大きさが違う」との声が聞かれるのは鮮度の違いがお花に現れているんでしょうね。
ていねいな色付け技術がカラフルなかすみ草を生み出す。
オザキノウエンさんのかすみ草のもうひとつの特徴は多彩なカラーバリエーション。真っ白はもちろん珍しい色も見られて豊かでとってもおしゃれです。最近のトレンドもあるのか、くすみカラーや黒、グレー調の色も人気だとか。ため息がでる美しさですね。
かすみ草の着色はお父さまの代から行っていて、湿度や気温そしてお花の状態を見ながら着色されていたとのこと。現在、弘敏さんは試行錯誤しながら色の調合を数値化、さまざまな色を試しながら微妙な色のニュアンスを表現されています。
湿度や気温にもよりますが早い時は1〜2時間、長い時は半日くらいで花びらを染めていきます。色鮮やかなかすみ草ができるまでに職人的なさまざまな工夫が生かされています。
自然の力を知り、向かい合い、微妙な色のニュアンスを表現するにはやはりセンスが必要。
幸せな節目の時。そのお手伝いをできることが嬉しい。
お好みの色やさまざまな要望に合わせてカラーを組み合わせたり、アイドルやキャラの「推しカラー」でのオーダーも最近は人気がある。大人の推し活にもつながっているとは・・・素晴らしい。「かすみ草の概念が変わった」「こんな色見たことない！」そんな喜びの声がもらえた時はとっても嬉しい、と佳子美さんも笑顔に。
プロポーズ用の花束をオーダーされたご縁で「ぜひ結婚式のブーケをお願いしたい」と連絡があったり、かすみ草の花束で「プロポーズ成功しました！」と写真つきで報告してくれたり、誰かの幸せの瞬間に立ち会えることがとても嬉しいとのこと。前職はウエディングプランナーだったという経歴もあって、佳子美さんの心を込めて作るブーケが幸せを呼んでいるんですね、きっと。
お花が部屋にあるだけで華やかになる、お花にふれていると心が満たされていく。特別な日やプレゼント・ギフトとしてはもちろん、日常にもお花を取り入れていきたい。オザキノウエンさんのお花たちで笑顔になる方がたくさん増えていきますように。
オザキノウエン通販サイト
オザキノウエンさんのオフィシャルサイトではかすみ草、パンパスグラス、フラワーベースなどインテリアにもぴったりなアイテムがセレクトされていて見ているだけで楽しいサイトです。通販もされているのでぜひご覧くださいませ。※在庫は変動します。
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