【熊本】肥後そう川さんで「手延べそうめん」作りを体験してきました!
食欲が減退する暑い夏でも、スルスルと入っていく定番食といえば「そうめん」。
これからお中元や、大切な方への贈り物、として選ばれる方も多いのではないでしょうか。
麺工房『肥後そう川』に行ってきました!
今回お邪魔したのは、
『九州で唯一の手延べの潤生 日本一うまい麺です』と大きく書かれた看板が目印の、
熊本県甲佐町にある食堂を備えた麺工房『肥後そう川』さん。
皆さんが普段食べているそうめんの常識が覆されるようなこだわりの手延べ製法で作られた“ちゅるちゅる、もちっと”した食感が特徴の肥後そう川の手延べ麺のおいしさの秘密に迫っていきたいと思います!!
今年で創業30年を迎えるという『肥後そう川』の周辺には阿蘇の山々がもたらす清らかな地下水が豊富に流れており、豊かな大地が広がっています。
(空気も澄んでいて気持ちがいい♪)
創業当時から手延べ製法に強くこだわりを持ち続けており、おいしさと独自性を求めた麺づくりに日々情熱を注いでいるそうです。
工場を案内してくださるのは、美大出身の経歴を持ち企画運営・商品開発・デザインまでもをこなす専務取締役兼工場長の阪本 憲作さんです。
工場見学スタート
まずはこねて、伸ばす作業
工房内で作業が始まるのは夜明け前の午前三時四十五分からスタート。
“地域の良質なものを”をコンセプトに使っている素材はたったの3つ。
- 『熊本県産の小麦粉』
- 『阿蘇の伏流水』
- 『赤穂の塩』
まずは、小麦粉・水・塩を混ぜ合わせ帯状にした麺帯(めんたい)を作り、何度も束ねて圧をかけながら均一に延ばしていきます。
そうめんの場合だと、直径6㎜まで細くなったら2本の棒に編み込み、熟成をしながら引っ張って延ばす作業を繰り返していきます。
熟成
延ばした後は、麺を吊るし熟成に入ります。
これは旨味や食感を左右する“グルテン”を引き出すためです。
そうして一本の麺が旨味を増し、強くなるように繰り返しひたすら、一つの方向へ細く伸ばしていきいくつもの工程をこなしながら最終的に2mぐらいまで引き延ばしていきます。
ここまでにおよそ2日もかかるそうです!
貴重な手延べ体験!
せっかくなのでと、人生初の手延べ体験をさせていただきました!
緊張しながら思いっきり引っ張ると驚くほどに延びる、そして全然切れない。
そう川の“コシ”の強さを感じた瞬間でした。
昔はここまでの工程全てを手作業で行っていましたが、作業効率や衛生面を考え今では延ばす工程は機械も使いながら行っているそうです。
実はそうめん以外にも、うどん、そば、パスタ、ラーメンなども製造されており、熊本県産の小麦粉を麺の種類によって使い分け、製法は全て同じ“手延べ” 機械だけでなく最後はやはり職人による温度管理や湿度管理など技術が加わることによってそう川の美味しい麺が出来上がっています。
最終工程は手作業で袋詰め
最終工程、麺の選別作業・ラベルのプリント・袋詰めは人の手によって行われています。
オリジナルのラベルを作ることもできるんだとか。
自慢の麺を試食してきました!
さて、ここまで肥後そう川のこだわりの素材・製法についてご紹介してきましたが皆さん気になるのはやはり味ですよね。
工場見学を終えたあと、工場長から「うちの自慢の麺を食べてください!」とナント食堂まで案内をしてくださいました。
(白濱)帰りは絶対食堂で食べて帰る!と意気込んでいたので思わぬ工場長のご提案に足取りも軽く♪笑
食堂に入ると工場長がチョイスした自慢の7品を特別試食コースでいただきました。
1品目そう川の代名詞【手延べそうめん】
工場長が自信をもって「うちのそうめんを一度食べたら他は食べれませんよ。」とおっしゃられていました。
確かに!食べて納得!こんなそうめん食べたことない!
とにかくちゅるちゅるでもちっとした食感が、他とは全然違いました。
これぞまさに“そう川”が生んだ手延べ麺。
2品目【潤生そば】
※潤生とは、乾麺にさらにひと手間を加えて温度を抑えつつも湿度を高める蒸気とミストを使った独自の製法。
天井に張り巡らされているパイプからミストが出る部屋の中で、二時間~三時間ほど乾いた麺にゆっくりと水分を与え直し、更に熟成をさせることで潤生特有のもちっと感が生まれる。
そう川歴20年のベテラン女性が麺の状態を確認しながらミストを与えて更に熟成をかけていきます
ここでいただいた“潤生そば”ですが、通常そばというものは噛まずに香りを楽しむものと言われています。
しかし、そう川の“潤生そば”は、香りだけでなく“食感”も楽しんでほしいということから、
そば特有のボソボソッとした感じが無く、スルスルと運ぶことができました。
口の中に広がるそば粉の香りや、更に噛めば噛むほど鼻に抜けていくそばの余韻までも楽しむ事ができます。
3品目【潤生うどん】
なめらかで“むっちり”とした歯ごたえが特徴、冷麺にしても温麺にしても相性抜群!
今回は夏にピッタリな冷麺でいただきました。
耳たぶのような?ふわっとしていて柔らかいけど弾力のあるコシもあり、つるつると口に入っていき、つゆも絡みやすいように麺の形にも改良を加えてあるそうです。
4品目【五穀パスタを使ったサラダパスタ】
嚙む度に口の中で音が鳴る麺?!
これはただのパスタではありません。
食感は“こりっこりっ” パスタ特有のアルデンテ食感を感じることができ、一度食べたらこのパスタの虜になること間違いなし!です。
グルテンを引き出しコシのあるパスタ麺を作る為に何度も試行錯誤しようやく出来上がったそうです。
5品目【五穀パスタを使ったナポリタン】
しっかり麺にもソースが絡んでくれる五穀パスタ。
これはどんなソースでも相性が良さそう・・・
炒めてもしっかりと食感を残しつつ、絶妙に絡むケチャップソース。
国産五穀(大麦・玄米・あわ・きび・ひえ)がたっぷり入っており健康的でかつヘルシーなパスタ。
女性にもおススメですよ♪
6品目【ごぼうめん】
その名の通り、麺にごぼうが練りこんであり、麺から滲み出る濃厚なごぼうダシとそう川オリジナルのスープを入れれば、茹で上げをせずにそのまま食べることができます。
ごぼう麺に甘辛く炊いた肉の相性は最高でした。
7品目【豚骨らーめん】
見た目はラーメンそのもの。
麺はストレートで手延べ麺特有のコシがあり、食べてみると「熊本ラーメン」
麺がしっかりと絡むように独自で開発された豚骨スープはガツンとニンニクが効いた味わい。
これから熊本を代表する自宅で食べれる本格ラーメンになること間違いなし!
7品全て美味しくいただきました!
お腹いっぱい!大満足でした!
肥後そう川のこだわりを知って、ぜひ食べてみたい!と思われた方は、
ぜひそう川の麺をぜひ『ナッセモール』で選ばれてはいかがでしょうか。
また、熊本県の甲佐町まで出向かずとも、熊本県庁通りにもお店があります。
熊本に来られた際は、ぜひお立ち寄りください、
店舗情報
肥後そう川手延べ麺
熊本県上益城郡甲佐町大字早川2046-1
TEL096-234-0015
FAX096-234-3883