【氷上の格闘技】熊本で戦うアイスホッケーチーム

ウィンタースポーツといえば何を思い浮かべますか？パッと思いつくのはスキーやスノーボード、スケートあたりじゃないでしょうか。

今回は氷上の格闘技と名高い《アイスホッケー》を熊本でプレイしているチームがあると聞きアクアドームへ向かいました。

アクアドームへ

県内唯一のアイススケート施設として稼働するアクアドームが12月23日から営業を開始しました。

夏場はプール利用として飛び込み台などがありますが、この時期はスケートリンクへ様変わり。

スケートリンクの運営・管理

スケートリンクを運営するのは有限会社ラスティック、リンクの管理からアクアドームの売店・オンラインショップでアイスホッケーに関する商品の販売を行っています。

そもそもスケートリンクはどうやって作られるのか、皆さんご存知でしょうか？

アクアドームは仮設リンクになるので尚更気になります。

防水シートや断熱材を敷くのはイメージがつきますが、更に冷却管を敷きつめていきます。

そこから散水し少しずつ凍らせる作業を数日かけて繰り返し徐々に厚みが増していくとのことです。

厚すぎると冷却管と水の水位に乖離があり冷えにくくなります。

期間中は常に管理、メンテナンスをしなければリンクを維持できないのでハードなことが伺えます。

熊本のアイスホッケーチームとは？

Team Blue Angels

メンバーの人間的成長とチームの結束をモットーに40年以上の歴史を繋ぐチームです。小学生からシニアまで幅広い年齢層のメンバーが在籍しています。

Blue Angelsを母体とし、熊本大学のアイスホッケー部や女子アイスホッケーチームと各カテゴリに分かれ競技をしています。

女子アイスホッケーチーム《ホワイトドルフィンズ》は今年7年ぶりに全国大会へ出場するほどの実績です。

リンクで練習できるのは仮設リンクが設けられる3ヵ月間だけとなり、その他の時期は陸上でのフィジカルトレーニングや県外のリンクまで遠征をしなければなりません。

恵まれた環境とは言えませんが、チーム一丸となって全国の舞台で戦うチームです。

この度、チームPVも完成しました！ダイナミックに躍動感あふれる姿はアイスホッケーの魅力です！

活動内容

氷上練習と陸上練習を実施しています。

氷上練習は12月下旬〜3月はアクアドームにて週1〜２回（主に土日の朝）、アクアドームのリンク稼働終了後の4〜12月は久留米にて週１回程度（主に土曜日朝）の遠征をおこなっているとの事です。

見学や体験などの問い合わせはコチラから！

担当者:廣永 温美
✉：scoa.blueangels.jr@gmail.com

熊本から日本代表へ

女子アイスホッケーチーム《ホワイトドルフィンズ》からは来年1月に韓国で開催される冬季ユースオリンピック日本代表として古平結明（ゆうみん）選手が選出されています。

代表メンバーは関東より上の地域で構成されている中で九州からは古平選手のみとなっています。練習への取り組み方から代表活動について特別にインタビューをさせていただきました。

6歳からアイスホッケーを始め10歳で現在のポジションであるGKに転向。150キロ近いスピードのシュートが飛んできます。

他の代表メンバーと大きく環境が異なる中で日々どのようにして練習に取り組まれているのか？

原動力となっているのは自身の適正をGKとして見出した今は亡き桑原監督の存在が心の支えになっているとのことでした。

「自分がどこでプレイしていても見守ってくれている気がする」

来月開催の冬季ユースオリンピックではディフェンディングチャンピオンとして迎えるアイスホッケー女子日本代表。

天国で見守っている桑原監督に良い報告ができるように大会に挑みたい、穏やかな雰囲気でありながらも強いハートを持っている古平選手の活躍に注目です。

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