【福岡】STOP!! 災害時の一斉帰宅
2021.11.10突然起こる大規模災害。会社への通勤や勤務時間に災害が起きた場合、その対策は万全ですか?お勤め先で一度話しておきたい事前準備や知識について、今回お伝えします。
掲載号:NASSE5月号(2021年4月26日)
取材協力:福岡市市民局防災・危機管理部
基本原則 むやみに移動を開始しない
大規模地震などの発生時には、公共交通機関の運行停止などにより、多くの帰宅困難者の発生が予想されます。帰宅困難者が一斉に移動を始めると、混雑による集団転倒 や建物の倒壊・落下物による怪我などのおそれがあるとともに、緊急車両が通行できなくなるなど、救助・救急・消火活動の妨げになるおそれがあります。それらを防ぐために、 各事業所において従業員の一斉帰宅の抑制をお願いします。
時間帯別 行動パターンのルール化
災害はいつ起こるかわかりません。出勤時・就業時・帰宅時など、発災時間帯を想定した行動ルールを会社などで策定し、周知徹底しましょう。
目安は「3日分」飲料水などの備蓄を
発災後3日間は、救助・救急活動を優先させる応急対策活動の期間とされています。従業員の一斉帰宅が救助・救急活動の妨げとならないよう、従業員を施設内に待機させられるようにし ておくことが重要です。最低3日分を備蓄するとともに、備蓄場 所や配布方法についても考えておきましょう。
安否確認・情報収集手段の確保
発災時における連絡手段・手順をあらかじめ決めておくことが 必要です。安心して施設内に待機できるよう、家族等との安否確認手段を周知しておくことも大切です。被害状況など、正確な情報の収集手段についても事前に確認しておきましょう。
災害伝言板(WEB171)
パソコンや携帯電話を使って災害地の方の安否情報などの伝言を登録することができる伝言板サイト。
災害伝言板で検索!
携帯電話会社でもそれぞれ災害用伝言板サービスを提供。専用のアプリなどもあり。
【情報収集例】
福岡市ホームページ(防災情報)
災害に関する情報やハザードマップ、事前の備えなど、様々な防災情報を確認することができます。
福岡市防災メール
登録しておくと、避難情報や気象・地震情報などをメールで配信します。