【福岡】犬・猫へのマイクロチップ装着義務って?福岡市は助成金も?2022年6月1日施行
2022.5.192022年6月1日に「改正動物愛護管理法」が施行され、販売される犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務付けられます。犬や猫を家族に迎え入れた飼い主は所有者情報を登録しないといけません。愛犬・愛猫とずっといっしょにいるために、制度を知っておきましょう。
掲載号:NASSE 6月号(2022年5月25日)
取材協力:福岡市保健医療局生活衛生課 動物愛護管理係
「改正動物愛護管理法」とは
動物の愛護と動物の適切な管理(危害や迷惑の防止)を目的とした「動物の愛護及び管理に関する法律」、略して「動物愛護管理法」。その一部を改正する法律が「改正動物愛護管理法」です。2019年6月に公布され段階的に施行されています。
2022年6月1日から施行の「改正動物愛護管理法」では、犬や猫の販売や繁殖を行う業者に対して、マイクロチップ装着とデータ登録が義務付けられます。一般の飼い主に対しては努力義務が課せられます。
そこで、今回は、犬・猫への「マイクロチップ装着とデータ登録の義務について」詳しく勉強していきます。
「マイクロチップ」とはどんなもの?
直径1.4mm・長さ8.2mm程度の円筒形の小さな電子標識器具です。チップには15桁の数字(番号)が記録されており、この番号をリーダー(読取器)で読み取ることができます。※GPS機能はついていません。
電池の交換などは必要なく、一度動物に埋め込めば一生交換をする必要はありません。また、マイクロチップを装着することによる健康被害の報告はほとんどありません。
「マイクロチップ」の義務化でどうなる?
【ペットショップでは】
ブリーダーやペットショップ等で販売をされる犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されます。購入した犬や猫にはマイクロチップが装着されており、飼い主の情報変更登録(住所や名前、電話番号)が必要になります。
【すでに飼っている人は】
≪未装着の場合≫…装着は努力義務ですが、できるだけ装着と登録を行いましょう。動物病院で獣医師が埋め込み、費用は数千円から1万円程度です。
≪装着済の場合≫…マイクロチップを装着しただけでは飼い主の情報はわかりません。マイクロチップの番号や飼い主の情報登録を行いましょう。
▼マイクロチップの情報登録など詳しくは▼
>>犬と猫のマイクロチップ情報登録「環境大臣指定機関 公益社団法人 日本獣医師会」
「マイクロチップ」の装着は、どんなことに役立つの?
飼い主とはぐれた場合、住所も名前も言えないペットの確実な「身元証明」になります。
【迷子】保護されたときに身元の確認ができます
【盗難】他人に番号の改ざんや消去はできません
【災害】はぐれても飼い主の元に戻る可能性が高くなります
※首輪や迷子札、犬には鑑札・注射済票の装着も行いましょう
福岡市マイクロチップ装着費用の助成を6/15募集開始
福岡市では、犬猫へのマイクロチップの装着を推奨しています。装着する場合、1,500円の助成が受けられます。
■補助金額:1頭につき1,500円(施術費用が1,500円未満の場合は支払った金額)
■対象動物:福岡市民が福岡市で飼育する犬及び猫
■募集頭数:100頭(先着順)
■申込募集期間:2022年6月15日(水)~12月25日(日)まで
※募集期間であっても募集頭数に達し次第、締切となります
愛犬・愛猫とずっといっしょにいるために、助成を活用してマイクロチップの装着とデータ登録をしましょう。
▼マイクロチップ助成お申込み・お問合せ▼
【福岡市家庭動物啓発センター】
TEL: 092-891-1231
詳細は>>わんにゃんよかネット