YouTuberの制作の舞台裏が分かる!『動画クリエイター展』熊本市現代美術館 2023年7月8日(土)〜 9月24日(日)

熊本

熊本イベント

2023年7月8日(土)から 9月24日(日)まで熊本市現代美術館にて『動画クリエイター展』が開催されています。いまや小学生のなりたい職業の1つにもあげられるほど絶大な影響力を持つYouTuber。本展は、それらの動画が持つパワーに着目した展覧会です。

 

 

動画クリエイター(YouTuber)の動画表現にスポットをあてる

本展は「動画クリエイター(YouTuber)」に注目し、「動画表現」という新たな領域にスポットをあてます。1本の動画に隠された努力や想い、人を引き付ける工夫など、現在活躍する動画クリエイター(YouTuber)9組の「制作の舞台裏」が大公開されます。様々なYouTuberのなりきり体験を楽しみながら「ジブン発信」のヒントが見つかる展覧会です。

 

参加クリエイター 全9組をご紹介!

おめがシスターズ

バーチャル双子YouTuber。略して「おめシス」。姉が赤いリボンのおめがレイ、妹が青いリボンのおめがリオ。バーチャルを活かした個性的な企画から、歌動画など幅広いジャンルの動画を2018年からYouTubeに投稿している。2019年にYouTubeのコントリビューターに採用。東京ゲームショウのVRアンバサダーも務めた。

 

 

 

鹿の間

1998年4月1日生まれ。福岡県出身。12kg痩せた経験を元に配信したダイエット動画は累計1000万再生回数を超え、世界観のある中国メイクはJC/JKトレンド予測で話題となった。書籍「元60kg超えの非垢抜けがかわいいと褒められた30の美容法」(宝島社)の出版やコスメブランド「コズミキ」のプロデュースなども活躍中。

 

 

 

しらスタ

1990年、神奈川県生まれ。ボイストレーナー、YouTuber。2019年からYouTubeチャンネル「しらスタ【歌唱力向上委員会】」を開設し、様々なアーティストのヒットナンバーを取り上げた歌い方動画が話題になり、AI、清水翔太、大森元貴などのアーティスト本人とのコラボも多数実現。「歌唱王~歌唱力日本一決定戦~(日本テレビ)」など多くのオーディション番組で審査員を務めた実績を持つ。

 

 

 

葉一

東京学芸大学を卒業後、営業職、塾講師を経て独立。2012年にYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」を開設。授業動画や、学生の悩み相談にこたえる動画を投稿している。チャンネル登録者180万人、著書に『塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書』(フォレスト出版)などがある。

 

 

 

はじめしゃちょー

「自由」をモットーにしている超フリーダムな動画クリエイター。実験系をメインにオールジャンルでなんでもしたいことを動画にしており、体を張ったネタや、誰もしないような斬新で手の込んだ動画で、若年層より圧倒的な支持を得ている。

 

 

 

ひまひま

小学3年生から動画投稿開始。高校生クリエイターとして同世代のアイコンを目指すべく、最新のおしゃれからおもしろ企画やドッキリ、そして日常まですべてをネタに毎日動画作り。特技はピアノ、趣味は恋愛小説(読書)。学校帰りや会社帰りの疲れた体にひまひまチャンネルの最新動画を1本お届け!

 

 

 

フィッシャーズ

メンバーそれぞれの個性が光る思い出系ネットパフォーマンス集団。バラエティ豊かなメンバーが揃った時の掛け合いが抜群。中学の思い出として動画投稿をスタートしたのが始まりで、今では多くのファンを持つチャンネルに成長した。コメディ、チャレンジなどを、とりあえずテーマを決めてカメラを回し、あとはアドリブで動画を作り上げていくという、ライブ感と息ピッタリなメンバーの関係性が見所なチャンネル。

 

 

 

ポッキー

ゲーム実況者、YouTuber。小学2年生の時から貯めていたお駄賃とお年玉で初めて自分用のパソコンを購入し、YouTubeにてゲーム実況動画投稿を始める。2013年から現在のチャンネルを運営し、ホラーゲーム、海外のインディーズゲームを中心に数々の実況動画を毎日投稿。YouTubeチャンネル登録者数は320万人を超え、動画の総アクセス回数は30億回を突破した。

 

 

 

リュウジ

料理研究家。TV・漫画のレシピ監修や、食品メーカー、大手スーパーマーケット等とのタイアップによるレシピ開発、自治体での講演も多数手がける。著書は累計110万部。「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで日夜更新する「簡単・爆速レシピ」が話題を集め、SNS総フォロワー数は約820万人。料理動画を公開しているYouTubeはチャンネル登録者数380万人を超える。

 

 

会場を実際に見てみた。

Chapter 01【爆誕】動画クリエイターあらわる!
1995年から現在までのインターネット史を振り返り、情報技術の変遷や社会への影響を紹介。

 

 
インターネット黎明期からウィズコロナ時代まで、懐かしかったり初めて知ることだったり、世代やネットとの関わり方しだいで様々な感想が聞かれそう。飛ぶように過ぎ去っていくインターネット史がきちんと整理されていて、あらためて振り返ることはなかったかもしれないと感じました。
 
 
Chapter 02【傑作】夢中!潜入!没入!
9組のクリエイターが本展のためだけに制作したオリジナル動画のほか、1日のスケジュールや、番組制作の裏側を語るインタビュー、私物紹介など個性あふれるクリエイターの素顔を紹介。
 
 
それぞれのクリエイター毎のブースに分かれています。
 
おめがシスターズの巨大うんちゃん。
 
はじめしゃちょーの相棒も来ています。
 
リュウジさんのブースはキッチンカウンターのようになっています。
 
YouTuberの1日は忙しい。やっぱり動画編集に時間をかけてるんだな。
 
 
Chapter 03【体験】全力でなりきる!
クリエイターたちの制作の裏側を知ったら自分たちも体験してみよう!企画を考えてみたり、VTuberになったり、動画編集してみたりいろんな体験のなかから自分がしたいことがみつかるかもです。
 
「フィッシャーズ企画!仲間とともにヒーローになってみた!」
 
「はじめしゃちょー公認!開封の舞っぽいことしてみた!」

 
「3分で完成!動画編集してみた!」
 
動画編集を体験!音楽を選んでつけたり、効果音を入れたりしてみる。つくる楽しさ、できあがる喜びを感じます。ツールの発展もこの動画編集には重要な要素ですね。
 
他にも「お願い!クリエイター!企画のタネを植えてみた!」「ポッキー制作!ゲーム実況やってみた!」「グリーンバック体験!サムネイルの世界に入ってみた!」「おめがシスターズ考案!VTuberにトライしてみた!」など7つの体験を楽しむことができます。
 
実際にいろいろ挑戦してみましたが、子どもはもちろん大人もめちゃくちゃ楽しめますよ。いつもはひとりで楽しむ動画時間を広いスペースでいろいろな人たちと一緒に共有できるのも貴重な機会なのかもしれません。夏休みにもピッタリです。
 
Chapter 04【未来】一本の動画が世界を変える?
クリエイターの真の姿や様々な体験を通して、ICT(情報通信技術)社会に必要なコミュニケーション力や情報リテラシーについて紹介。
 

世代を問わずみんなで楽しめる展覧会

そういえば、私がリュウジさんの存在を知ったのは母(シルバー世代です)からでした。お酒を飲みながら料理をする面白い人がいる、美味しそうで作ってみたくなる!母は以前にも増して料理を楽しんでいるようです。YouTubeにまったく縁のない母がリュウジさんの動画にたどりついたことにも、その影響力にも驚きでした。世代を問わずに引き込まれる動画の世界、皆さまもぜひ足を運んで体験してみてはいかがでしょうか。
 

展覧会概要

 

『動画クリエイター展』
会期:2023年7月8日(土)〜9月24日(日)

休館日:火曜日
時間:10:00〜20:00(展覧会入場は19:30まで)
会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ
観覧料:一般1300(1100)円、シニア65歳以上1000(800)円、学生〔高校生以上〕800(600)円、中学生以下 無料
*( )内は前売/20名以上の団体/電車・バス共通1日乗車券、市電緑のじゅうたんサポーター証、熊本県立美術館友の会証、JAF会員証をご提示の方

https://www.camk.jp

 

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